静原地区旧道。左:京都側分岐(バス停の奥に進む)、右:小浜側分岐
(周辺)京都r12、大野ダム
今宮地区に短い旧道が有る。旧道そのものは距離も短く特徴も無いが、京都側分岐に昭和8年4月架設の今宮橋が有り、長さ数mと短いものの
親柱には「周山高浜線」の標示があり、古くから重要な路線であったことが窺われる。
今宮地区旧道。左:京都側分岐、右:小浜側分岐
今宮橋(昭和8年4月架設)。
さらに北に向かうと栃原橋(昭和52年12月架設)を渡る。京都側は橋の直前から旧道が分岐し、栃原橋の小浜側で合流する。橋台の跡が残る。 栃原橋京都側分岐・小浜側橋台跡。
栃原橋小浜側分岐・京都側橋台跡。
この地図は、国土地理院発行の2.5万分の1地形図(口坂本)を使用したものである。
棚バイパス2007年12月22日開通。棚村橋(昭和30年1月架設)の小浜側に直角カーブがあり交通に支障をきたしていた。
棚旧道。左:京都側分岐(マウスオーバーで開通後)、右:小浜側分岐(現道は左カーブ・旧道は右折(直進)、路肩を含め非常に広い交差点となっている)
棚村橋。橋を渡ると直角カーブになっている。
鶴ヶ岡地区の旧道は2箇所からなる。1箇所目は鶴ヶ岡小などがある中心部を通る。
棚野川を勢老橋(昭和30年2月架設)で渡り京都府道34号線旧道との交差点に出る(A地点)。
鶴ヶ岡旧道1。左:京都側分岐、右:小浜側分岐(左折がR162旧道、右折が京都r34旧道)
勢老橋
2箇所目の旧道は田んぼや民家の裏道となっていてほとんど痕跡は残っていない。
左:B付近を京都向きに撮影。民家の石垣も見られるが、山すそ沿いに街道筋が有ったと思われる。
右:小浜側分岐(京都向きに撮影)。民家の裏手沿いに街道筋が有ったと思われる。アスファルトと白線跡がわずかに残っている。
C地点。地形図では橋が架かっているように描かれているが、実際は橋の痕跡が残るのみである。
小浜側分岐を小浜向きに撮影(D地点)。現道は殿橋(昭和62年6月竣工)を渡るが、歩道から対岸の民家のプレハブあたりに旧橋が架かっていたと思われる。痕跡は残っていない。
盛郷地区の旧道も2箇所からなる。
この地図は、国土地理院発行の2.5万分の1地形図(口坂本)を使用したものである。
1箇所目は平凡な旧街道であり特筆は無い。小浜側は林橋(昭和31年2月竣功)を渡って現道に合流する。
盛郷旧道1。左:京都側分岐、右:小浜側分岐
2箇所目は前半が崩落、後半が廃道となってほとんど痕跡は残っていない。
この地図は、国土地理院発行の2.5万分の1地形図(口坂本)を使用したものである。
盛郷旧道2。左:林橋より小浜向きを撮影。この区間は本来、旧道1の林橋から直線に写真正面の山すそへ向かっていたと思われる。
しかし、現状は崩落かなにかで完全に道筋が埋まってしまっている。右:100mほど小浜側に行ったところに盛郷ロードパークがあり、
崩落箇所を巻くように旧道へ向かっている。
盛郷旧道2。小浜側分岐。アスファルトが残っているが途中で盛り土がされている。その奥を進むと崩落箇所に突き当たり、直角に曲がって
ロードパークにいたる(この間は徒歩のみ可能)。崩落の記録を見つけられていないが、旧道筋にアスファルトが残っていることから
それほど昔のことではないかもしれない。
盛郷旧道2の後半。左:京都側分岐、右:川沿いに堤が残る。堤と空き地の間に国交省の境界が示されているため、国道跡であると思われる。
盛郷旧道(続き)。左:堤はそのまま進めるが小浜側分岐に近づくと別荘地になり途切れてしまう。右:小浜側分岐は別荘地になっているため、痕跡は無い。