アクセル

アクセルの踏み方をグラフに画いてみます。下のグラフは横軸に時間を縦軸に速度を示しています。
以下では速度とアクセルの関係を非常に簡単なモデルで表しています。実際は同じ踏み具合でも速度や路面状況により加速の度合いが異なります。

速度

停止状態から時速60km程度まで大体一定の割合で加速しています。 グラフには黒色の破線、青・赤の実線、緑色の実線の4本の線があります。それぞれどのような加速の仕方をしたのでしょうか。
速度

踏み込み≠加速度

次のグラフはアクセルの踏み込み方をグラフにしたものです。赤・青・緑色の3本の線があり、それぞれが上の速度のグラフの色と 対応します。赤色は停止状態からすぐに最大値まで踏み込んだ場合、青色は赤色と最大値は同じですが少し柔らかめに踏み込んだ場合、 緑色は青色と踏み込みは同じですが最大値が小さい場合つまり緩やかに加速した場合になります。
先ほどの速度のグラフには黒の破線がありましたが、これは赤色のアクセルの踏み方をしたときに、それがそのまま加速度となる場合を 示します。言い方を変えると、実際の車ではアクセルを一定で踏み込んでも一定の割合では加速しません。また、踏み始めではエンジンの 反応時間が有るため、踏み始めに強く踏み込んでもそれがすべて加速にはつながりません。
踏み込み

走行距離

それぞれのアクセルの踏み方での走行距離を示します。赤と青では大差なく、緑色では緩やかに加速した分走行距離も少なくなっています。
(1)赤色と青色の違い:とくにAT(オートマチック車)の場合は停止状態からでも急に踏み込む人がいますが、踏み始めは踏み込み量ほどは加速しません。 クリープを利用してゆるやかに踏み込むのがよいです。
(2)青色と緑色の違い:最近は省エネ走行を啓蒙する場合に「ふんわりアクセル」・「ゆっくり加速」ということが言われます。 「ふんわりアクセル」は(1)で示したように踏み始めでは踏み込み量(≒燃料の消費量)ほどは加速しないのでムダに燃料を消費しないという意味で 正しいですが、「ゆっくり加速」は緑色のように緩やかに加速する場合、下のグラフに示すとおり、走行距離がかなり少なくなります。これは他車との関係で言うと 前車に対しては車間が開いていき、後車に対しては車間が詰まっていくことを示します。後車が自車よりも前に出ることはできないので、 限りなく接近されることになります。加速時に関しては速やかに巡航速度まで加速するほうが安全のためにも良いと思われます。 なお、車間については次項で述べます。
距離(移動量)

定速走行

次に加速が終了したあとに時速60km程度の一定速度で走行する場合のアクセルの踏み方を示します。上記の続きで時刻5秒過ぎくらいまで60km程度に加速し、その後 定速走行をしています。グラフには赤色のぎざぎざした線と緑色のまっすぐな線があります。それぞれどのようなアクセルの踏み方なのでしょうか。
速度

踏み込み

次のグラフはアクセルの踏み込み方をグラフにしたものです。5秒過ぎまで一定で加速したあと、赤色は0(アクセルオフ)と最大値の間を 行ったりきたりしています。これに対し緑色は中間の値で一定に踏み込んでいます。赤色のような踏み方をすると速度は上がったり下がったりを 繰り返すことになります。これは加速と減速を繰り返すことになり非常に乗り心地が悪くなります。これは極端な例ですが、 一定速度で走行する(≒アクセルの踏み方を一定にする)ことを心がけましょう。
実際にはアクセルを一定の場合、上り坂では減速し、下り坂では加速します。スムーズに走行するには上り坂では強めに踏み込み、 下り坂では緩めるようにして、常に「一定速度」で走行するほうがよいです。
踏み込み

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