死角

死角 死角
車には「ピラー」という柱があり、運転席からはそのままではピラーの向こう側が見えずに「死角」になります。 上の図は車を上から見たところで、緑色の影が右目の死角、桃色の影が左色の死角を示します。 左の図(マウスオン)で両目の死角が重なった灰色の箇所が運転席から完全に死角になるところです。 右の図はマウスオンで左目と右目の死角が入れ替わります。
※ 一般に片目では視力が落ちることや両目の視力の差が有る場合など片目のみの死角でも他方の目で見れるとは 限りません。
この図で分るようにピラーの死角は車から遠くになるほど範囲が広くなります。具体的な範囲を算出します。

死角の算出

死角がどれくらいの幅になるかを算出してみます。条件を以下のとおりとします。
・ピラーの幅(A):15cm
・両目の間隔(B):7cm(平均6.8cmだそうです)
・右ピラーと顔の中心の距離(C):50cm
・左ピラーと顔の中心の距離(D):100cm
右ピラーに対して正対したとすると下の図のようになります。グレーの部分がどちらの眼でも見えない死角の範囲を示します。
死角
このとき、10m先の場所に対して死角は160cm、50m先では8mとなります。同様に左ピラーに対しては10m先の場所に対して80cm、50m先では4mとなります。
右ピラーでは乗用車の幅方向が隠れる幅、50m先では大型車も隠れてしまいます。左ピラーでは人、自転車やバイクは隠れてしまいます。
死角の幅はdを求めたい位置までの距離として(A−B)×d/CまたはDで計算できるので、実車に合わせて計算してみてください。

死角を防ぐ

死角によって、人や自転車、条件によっては乗用車や大型車も隠れる場合があります。実際に運転している場合は、自車が動いている・ 相手が動いている等で連続して死角に物が居続けることは少なくなります。しかし、より安全に運転するには死角をできるだけ小さくすることが 必要です。たとえば、下の図のように頭を左右に移動させることで死角も移動するため、死角に物が居続ける条件はより少なくなります。
死角

具体的な数値で算出してみます。上記と同じ条件で10m先の死角を失くすために、下図のように頭を移動させる距離を求めます。
この場合、左右にそれぞれ4.4cm移動すれば10m先の死角はなくなります。
死角

わずかに頭を移動させることで死角は少なくなります。しかし、上の図でも濃い灰色の部分は、なお死角になっています。 この部分はより車に近い箇所の死角なので、見落としはより危険になります。ここを見るためにはより頭を移動させる必要があります。 たとえば、5mまで死角をなくそうと思えば、左右に4.8cmずつつまり4mm余分に頭を移動させることになります。
交差点・人通りの多い箇所など、死角での見落としがより危険になる場面では積極的に頭を移動させて死角をなくすようにしましょう。

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