トンネル
概要
トンネルは、山などに穴を掘って通した形のものです。地上・地下・水底/海底などを通るトンネルがあります。また、通す対象によって、
道路トンネル、鉄道トンネル、水路(河川)トンネル等に分けられます。ここでは地上を通る道路トンネルについて解説します。
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平野部のトンネル
平野部に有るトンネルは、「ショートカット」型と言えます。山の裾野に沿って通っていた旧道に対して山を貫いてショートカットする形で
トンネルを掘ります。
before
after
右:最近は出入り口を単純に直線で接続するのではなく、特に出口付近でキセルのようにわざとカーブさせている場合があります。
実例
平野部のトンネルの例:国道8号線藤ヶ崎トンネル。
この地図は、国土地理院発行の2.5万分の1地形図(木之本)を使用したものである。
旧道は湖岸に沿っているのに対し、新道はトンネルによってショートカットしています。旧道・新道とも上り下りはほとんどありません。
山間部
山間部では、いわゆる峠道のように山の峠を越していた道に対して、標高の低いところにトンネルを掘ります。古い時代はトンネルの長さをできるだけ
短くするために山に対して直角に掘られています。これに対し、道路は山すそに並行に登っていくため、トンネルへの進入路が急カーブに
なっていることが多いです。最近では技術が進歩したためこのような急カーブを避けるためにトンネルの出入り口ではゆるやかなカーブになるように
トンネル・進入路とも配慮されていることが多くなっています。
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一次改良 |
二次改良 |
山のこちら側から |
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山の断面 |
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空から |
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実例
山間部のトンネルの例:国道8号線賤ヶ岳隧道/賤ヶ嶽隧道。
この地図は、国土地理院発行の2.5万分の1地形図(木之本)を使用したものである。
旧道は標高約150m・東側出口が急カーブ、西側もカーブになっています。新道は標高約110m・なめらかなカーブと直線で構成されています。
平地は110mなので、旧道は約40m登っていますが、新道はほとんど上り下りがありません。
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